志村康太です、こんにちは。
企業活動をしていくにあたって、会計という要素はとても重要になります。
どんなものにお金を使ってどのくらいの成果が出ているのかを判断し、
重要な指標を抜き出して意思決定をしていくからです。
では、企業にいるマネジャーなどの中間管理職にとって重要な会計の要素とは何でしょう。
一つは「コスト・マネジメント」と呼ばれるものです。
今回は、そんなコスト・マネジメントの基本である「コスト・クワドラント」を、
志村康太が説明していきたいと思います。
参考動画はこちら
コストには、主に2つに分けられることができます。
「変動費or固定費」「直接費or間接費」です。
これら4つの要素で縦軸と横軸を作ったのが「コスト・クワドラント」です。
これら要素を一つずつ志村康太が説明していきます。
志村康太が説明!「四種のコスト」
「変動費」とは、生産量・販売量に比例して増えていく費用のことで、生産・販売がふえていくごとにその費用も追加的にかかります。
つまり、生産・販売が1単位増えるごとにその費用も発生するということですね。
製品の製造に必要な材料費や消耗品費、販売に必要な販売手数料や広告宣伝費などがそれに含まれます。
一方「固定費」とは、製品の生産量・販売量に関係なく発生する費用です。
生産・販売が0にであっても発生し、追加の生産があっても追加的には発生しません。
土地の賃借料やオフィスの家賃、建物や設備の減価償却費(高い買い物が赤字回避のため1年ごとに分けて費用として計上される)や人件費などがそれに当たります。
大きな生産量の増加で新たに設備などを増やすときには固定費が増えます。
「直接費」とは、製造する製品にかかった費用、または特定の仕事にかかった費用を指します。
例えばあなたがケーキ作りにチャレンジしようとしたら、まずはレシピを調べて必要な材料や器具のリストを作りますよね。
そのリストに載っているものが直接費にあたるのです。
一方「間接費」とは、どこで発生して何のために使ったのかが明確に分からないものです。
製造の場面でもどのタイミングでなぜ必要なのか明確でない消耗品費や管理部門の人件費がそれに当たります。
ケーキを作ったときに必要になった水道代やガス代は「ケーキ作りに使った」とは分からないので間接費に当たるでしょう。
志村康太的まとめ
これらが分かれば、もうコスト・クワドランドの仕組みはわかりますよね。
まとめると、
・直接変動費…何に使うか明確で生産量につれて追加的に発生する費用のこと。
材料費や部品の購入などがそれに当たり、管理は容易です。
・間接変動費…何に使うか明確ではないうえに生産量に対して追加的に増える費用のこと。
消耗品費や備品の購入がそれにあたり、管理もやや難しいです。
・直接固定費…何に使うのか明確で生産が0の場合でも発生する費用のこと。
家賃や操業員の賃金などがそれにあたり、管理はやや簡単です。
・間接固定費…何に使うか明確でないうえに生産に関わらず発生する費用のこと。
管理部門の人件費や設備の維持費などがそれに当たり、管理は一番困難です。
コスト・マネジメントをするにはまずは「どんなコストがあるのか」を学ぶところからスタートするのです。
以上、志村康太でした。
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